犬語を知ろう!⑥「ストレスサイン」

カーミングシグナルも、数回見られる程度でしたら、そのしぐさを出すことで、落ち着いた状態になったことが考えられますが、頻繁に出現する場合は、カーミングシグナルでは解決しないストレスがかかっている状態を表すストレスサインだと考えましょう。

 

たとえば、頻繁にあくびをする、頻繁に瞬きをする。頻繁にカラダを掻く、床や地面の匂いを嗅ぎ続けるような場合は、ストレスがかかっていると考えられます。

 

特に暑い環境でもなく、運動した後でもないのに、舌を出しハァハァした荒い呼吸を続けるパンティングがある場合も、ストレス状態だと言えるでしょう。

 

自分の足先などを舐め続ける行動や、フリーズして動けない、尻尾が下がって後ろ足の間に入れている、フケや抜け毛が多く出る、興奮状態が続くなどもストレスサインになります。

 

もちろん、元気がない、食欲不振、下痢や嘔吐などもストレスが原因の場合があります。犬によって、出やすいサインがあるので、普段からよく観察して、いつもと違うしぐさがあったら、何が原因なのか考えてみましょう。

 

ストレスサインが複数出る場合や、元気がない、食欲不振、下痢や嘔吐などが続く場合は、病気の可能性があるので、動物病院で必ず診てもらうようにしましょう。